二重のプチ整形ともいわれる二重埋没法は、術後のダウンタイムが短いことが特徴です。とはいえ、まぶたに針と糸を通すのですから、術後には炎症による腫れなどが起こります。今回は、埋没法の術後の経過についてまとめてみました。
手術当日の様子
メスでまぶたを切開せずに、糸でまぶたを縫い止めることで理想の二重ラインを作るのが、埋没法です。メスを使わないため、切開法に比べて術後のダウンタイムが短いのがメリットですね。とはいえ、針をまぶたに刺すわけですから、全くダメージがないわけではなく、腫れや痛みといった症状が出ます。
術後の腫れなどの症状は人によって異なりますが、一般的的には、切開法ほど腫れがひどくなく、目立ちにくいとされています。実は施術当日は、腫れはそれほどひどくはありません。思ったよりも腫れない……と感じる方が多いのですが、炎症を起こしているので美容外科クリニックでは、施術後すぐにまぶたを冷やすクールダウンを行います。
クールダウン後、帰宅ということになりますが、できれば帰宅してから眠るまで、保冷剤を包んだ濡れタオルなどで、まぶたを冷やすことをおすすめします。施術当日はまぶたを冷やして、なるべく安静にしていること。そして、スマホ作業などで長時間にわたって顔を下向きにしないことが大切です。ここで、しっかりとクールダウンしながら安静にすることで、その後の腫れを最小限に留めることができるからです。
当日から洗顔を許可しているクリニックが多いのですが、洗顔や入浴についても、医師の指示に従ってくださいね。入浴は湯船につかると血行が促されて炎症を起こしやすくなりますから、シャワーのみにとどめておくことをおすすめします。
2日後~5日後の様子
施術後の腫れが最もひどくなるのが、施術後2日~3日目といわれています。二重のラインはくっきりとしているものの、まぶたが腫れているので瞳にまぶたが覆いかぶさっているように見えるのが一般的です。
施術当日に腫れが少なかったからといって、帰宅後のクールダウンをせずに活動的に動き回っていると炎症が治まらず、この時期の腫れが悪化させたり、長引かせたりすることがあります。施術後当日~1日は、なるべくクールダウンをしながら安静に過ごしましょう。
しかし、ほとんどの場合、施術後2日~3日がピークで、その後はまぶたの腫れが目立たなくなります。クリニックによっては、施術翌日からのアイメイクを許可しているところもありますが、可能であれば腫れが治まるまでアイメイクは控えましょう。メイクをすることで、傷口に雑菌が入って感染症を引き起こす危険があるからです。
施術後5日程度たてば、まぶたの腫れはほとんどわからなくなります。ただし、見た目では腫れがなくても、完全に腫れが引いたわけではありません。術後1週間程度は、お風呂もシャワーのみにとどめておくことをおすすめします。
10日後の様子
10日もすれば、二重まぶたの整形を行ったことは、ほぼわからなくなります。腫れぼったかったまぶたも、腫れが引いてすっきりとしますから、ぱっちりとした目元と、くっきりとした美しい二重のラインが目立ち、希望していた仕上がりに満足感が得られることでしょう。
クリニックの術後のアフターフォローはしっかり確認しよう
このように、術後2~3日が腫れのピークとなり、その後時間が経過するにつれて腫れは目立たなくなります。1週間~10程度で、腫れがほとんどわからなくなるのが一般的です。
しかし、傷口から雑菌が入ることがありますし、疲労などで免疫力が落ちていると雑菌が繁殖して感染症を引き起こし、腫れが悪化する危険も生じます。このようなトラブルが起こったときに、きちんと対処してくれるクリニックを選ぶことが何よりも大切です。
術後のアフターフォロー体制やフォローの内容は、クリニックによって千差万別です。痛みが強い、腫れが長引くといったトラブルが生じたときに、メールや電話で24時間相談を受け付けており、どうすればいいか教えてくれるクリニックもあります。その一方でクリニック側の不備によるトラブルであっても、なかなか自分側に落ち度があったと認めてくれないクリニックがあることも否めません。
施術を受けるまえに、術後はどのようなアフターフォローをしてくれるのか、万が一トラブルが生じたときにはどのような対処をしてくれるのかを、しっかりと確認しておきましょう。明確なアフターフォロー体制があり、このような場合はこうしますと、具体的に説明してくれるクリニックであれば安心ですね。
まとめ
二重埋没法の施術では、どのような仕上がりになるのかを重視しがちですが、術後のアフターフォローもとても重要です。施術後のトラブルで後悔しないためにも、アフターフォローもしっかりと行っているクリニックを選びましょう。