せっかく二重埋没法の施術を受けたのに、思っていたイメージと違う仕上がりになった……、糸が取れて元の一重まぶたに戻った……など、気に入らない結果になってしまうことがります。このようなときに、施術をやり直すことができますが、リスクや注意点もあります。今回は二重埋没法のやり直しについてご説明します。
埋没法はやり直しできるの？
埋没法のやり直しは可能です。二重のラインの幅をもう少し狭くしたい、逆にもう少し広くしたいといった場合は、1～2ミリ程度なら糸を抜かずに修正できるケースも少なくありません。
2ミリ以上ラインの幅を変える、並行型の二重ラインを末広型のラインに変えるなど、大幅に修正する場合は糸を抜いて一からやり直すことになります。このように、埋没法ではやり直しが可能なので、初めての施術などでは、埋没法で二重にする方が多いのが特徴です。
再手術のタイミング
埋没法はメスを使わない施術方法なので、メスを使う切開法よりも負担が少ないのが特徴です。しかし負担が少ないとはいっても、まぶたに針を刺したり糸を通したりするのですから、ダメージを避けることはできません。このため、施術後は炎症を起こして、まぶたが腫れる、内出血を起こす、痛むなど、さまざまな症状がでてしまうのです。
施術後の症状で最も顕著なのが、まぶたの腫れです。再手術はまぶたの腫れが完全に治まってから行うことになります。埋没法の場合、腫れが完全に治まるまで、最低でも1か月はかかると考えておきましょう。症状によっては2か月程度腫れが治まらないこともあるので、医師の診断を受けて腫れが完全に治まっていることを確認した上で、再手術という流れになります。
担当医の診療・アドバイスを受けて、最低なタイミングで再手術を行ってくださいね。
埋没法のやり直しの回数は何回まで？
やり直しは1度という方がほとんどなのですが、中には何度施術を受けても糸が外れる、もっと魅力的な二重を実現したいなどの理由で、繰り返し施術を行う方もいます。
しかし、施術を繰り返すほどまぶたに負担がかかりますから、最低限の回数に抑えることをおすすめします。何度も糸が外れる場合は、埋没法よりも切開法の方が適しているのかもしれませんね。また、糸が外れにくい埋没法も開発されているので、お医者さんに最低な施術方法を相談してみましょう。
そして、気になるのが何回までなら再手術が可能なのか？ということですよね。クリニックやお医者さんによって考え方が異なるものの、殆どのお医者さんが再手術は2回まで、多くても3回までが望ましいと考えています。
再手術でまぶたに何度も針を刺したり、糸を通したりすると、まぶたに大きな負担をかけます。糸が通っている部分が炎症を起こしやすく、ものもらいになりやすいというリスクもあるのです。このように再手術にはリスクもあるということも、念頭に置いておきましょう。
2回目の二重整形の費用は保証期間を確認しよう
クリニックのなかには、再手術を無料で行う保証制度を導入しているところもありますが、多くのクリニックではデザインが気に入らないなどの理由による再手術では、料金がかかります。また、保証制度があるクリニックでも保証期間を過ぎれば料金が発生します。
このため、リーズナブルな価格だと思って施術を受けたのに、切開法よりも費用が高くなった……ということも往々にして起こってしまうのです。予算オーバーになると困ってしまいますね。
再手術の料金はクリニックによって異なります。また、保証による無料再手術の条件や期間など、細かな内容もクリニックによって様々です。施術前のカウンセリングで、必ず再手術にかかる費用、無料保証サービスがある場合は保証内容についても、必ず確認しておきましょう。
最初に施術を受けたクリニックが気に入らなくて、他のクリニックで再手術を受ける場合、通常の料金より高めに設定されているケースも少なくありません。他のクリニックで再手術を受ける場合も、通常料金と同じなのか別料金になるのかなど、具体的な費用を必ず確認してくださいね。
初めて施術を受ける際には再手術の可能性を考えて、複数のクリニックでカウンセリングを受けることをおすすめします。複数を比較検討することで、納得のいく料金、保証内容、アフターケアを行っているクリニックを選ぶことが可能になるからです。面倒ですが、後悔しないためにも、1件だけのカウンセリングでクリニックを決めないことをおすすめします。
まとめ
埋没法はやり直すことができる施術方法ですが、何度でも繰り返しやり直せるわけではありません。再手術で失敗しないためにも、初回よりもさらに慎重に行いましょう。また、施術にかかる費用についても、事前に必ず確認してくださいね。