プチ整形として人気が高い埋没法は、メスを入れないため元に戻しやすいのも特徴です。術後、元に戻したくなったときはまぶたに埋め込んだ糸を抜くだけ。そんな抜糸について、値段や痛みはどのくらいか、クリニック選びのコツを知っておきましょう。
二重埋没法の抜糸とは
埋没法では、まぶたを糸で引っ張って二重を作ります。そのため、できた二重の幅やデザインが気に入らない、時間経過で糸が緩み、目が開けにくくなったといったトラブルが起こったときは、糸を抜くことが可能です。
特に目やまぶたに痛みを感じる、目がゴロゴロする、かゆみが続くというようなことがあれば、なるべく早めに医師の診断を受けて抜糸を考えたほうがよいでしょう。
ただし、手術を受けてから年数が経っている場合、二重ラインが定着して戻らないこともあります。
糸を抜くときの手術法は、埋没法と似ています。局所麻酔をして、まぶたにある糸を探して取り除くだけで、手術時間は15~30分程度です。
術後の日常生活はクリニックにより多少異なりますが、手術当日からシャワーや水洗顔、目の周り以外のメイクができます。アイメイクなどは術後3日目くらいから、入浴や運動は1週間後くらいから可能です。
メスを入れる方法とは違い、術後も大きな腫れや赤みは出にくいですが、必要があれば1~2週間後くらいに手術をしたクリニックで診察を受け、経過を診てもらうとよいでしょう。
二重埋没法の抜糸にかかる値段
埋没法をおこなったまぶたから糸を抜くときにかかる費用は、それぞれのクリニックによって異なります。
値段の相場は両目でおよそ2万円から5万円程度。一律料金のところもあれば、片目ずつに費用がかかるところ、抜き取る糸1本ずつも費用がかかるところもあります。片目・両目での料金に加え、麻酔代、診察代、痛み止めの費用など、総額でいくらかかるのかを確認しましょう。
また、二重術をおこなったクリニックだと比較的リーズナブルな費用で、他院でおこなった二重術の糸を抜く場合はやや割高になるということもあるため、注意が必要です。
クリニックによっては、二重術の料金に1年程度の保証が含まれていることもあります。たとえば、術後1年以内に仕上がりが気に入らないとき、トラブルが起こったときには、無料か格安で抜糸ができるというものです。
万が一のトラブルに備えて、手術前には保証について確認してみてくださいね。
二重埋没法の抜糸の痛みは?
糸を抜くときには局所麻酔をおこなうため、術中の痛みはほとんどありません。痛みに不安があるときは、事前に相談をすれば麻酔の追加などもしてもらえます。
術後は糸を抜いた穴が残りますが、時間とともに目立たなくなっていきます。場合によっては多少の腫れや赤み、内出血などがおこる可能性もありますが、洗顔や入浴、メイクなど日常生活の注意事項をよく確認し、目元を強くこすらないように気をつけると、痛みや腫れをある程度予防できるでしょう。
痛みや腫れが引いてからも、適切なケアをおこなうことで傷跡や色素沈着の予防ができると言われています。術後1週間後くらいで痛み・腫れが引いてきたら、目元の保湿やUVケアをしっかりと行いましょう。保湿することで皮膚の回復を促し、日焼けを予防することで肌トラブルや色素沈着を防ぐ効果も期待できるようです。
二重埋没法の抜糸は手術と同じクリニックがいい?
埋没法をおこなったクリニックに行けるなら、同じクリニック・同じ医師に取り除いてもらうのがベストです。
糸は時間が経過するごとに目立ちにくくなったり、まぶたが癒着して糸を見つけにくくなったりするため、どんな手術をしたのかわかる医師に糸を抜いてもらうほうが、トラブルが少なくなるからです。
また、値段の項目でも紹介したように、二重術をおこなったクリニックで抜糸をすると、他院で糸を除去するよりも費用を抑えられることがあります。可能な限り、まずは同じクリニックで相談をしてみましょう。
費用や内容に納得がいかないときや、引っ越しなどでどうしても同じクリニックに行けない場合は、埋没法の手術をおこなっているクリニックであれば、だいたい抜糸をしてもらえます。
その場合、まぶたや糸の状態によりかかる費用はまちまちなので、診察やカウンセリングを受けて状態を確認してもらってください。
まとめ
埋没法の糸を抜くことで、二重術をやり直したり、目の違和感を取り除いたりできます。抜糸をするときはできるだけ二重術をおこなった同じクリニックを選び、まぶたや糸の状態を確認してもらいましょう。値段の相場は2~5万円程度、痛みは少ないですが、術後は適切なケアをおこなうことで赤みや傷跡も軽減できますよ。