埋没法は、二重まぶたのプチ整形として人気があります。施術後のダウンタイムが短く、価格もリーズナブルといいことづくめ。しかし、その一方で気になるのが持続効果です。せっかく施術をしても、糸が外れて元の一重まぶたに戻ってまうとがっかりですよね。そこで、今回は埋没法は一度施術すれば、どのくらい効果が持続するのか、また糸が取れる原因や取れやすい人の特徴などについて解説します。
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二重埋没法はどれくらいもつ?元に戻りやすい人の特徴は?
メスを使わない埋没法はまぶたへの負担が少なく、ダウンタイムも短め。それでいて価格もリーズナブルとメリットがたくさんあり、とても人気の施術法です。しかしその一方で、糸でまぶたを縫い止めているだけなので、糸が外れると元の一重に戻ってしまうというデメリットがあります。
埋没法がどれくらい持続するかは、一概にはいえないのが現状です。というのも、まぶたの状態は人によって千差万別であり、埋没法の術式もクリニックや料金になどによって異なるからです。
では、同じ施術を受けても糸が外れやすい人と、糸が外れにくく長く効果が続く人がいますが、その違いはどこにあるのでしょうか?
糸が外れやすくなる理由は様々ですが、主に次の4つの特徴が挙げられます。
第1は、施術方法です。埋没法は特殊な極細の糸をまぶたに通して、二重ラインになるようにまぶたを縫い止める施術方法ですが、多くの術式があります。
その中でも最も手軽でリーズナブルなのが、1点留めといわれる術式です。これはまぶたの1か所だけを糸で留める方法です。このほか、2か所を留める2点留め、3か所を留める3点留めなどの術式がありますが、当然ながら1か所だけしか留めない1点留めは二重まぶたをキープする力が弱いのです。このため、糸が外れる人もいるのです。
留めるか所が多いほど効果が続くといわれていますが、4点留めなどむやみに留めるか所を増やしても、糸の結び目が多くなりますから、目がゴロゴロするなどのリスクもあります。外れにくい縫い方、外れにくい箇所など、長持ちしやすく快適で、美しいラインが作れる施術方法を提案してくれるクリニックを選びましょう。
第2は、まぶたが厚ぼったい人です。まぶたの脂肪が多かったり、まぶたの皮膚が分厚かったりすると、糸でまぶたを支えきれずに外れやすくなります。
第3は、まぶたをこするクセがある人です。花粉症で目が痒い、眼精疲労疲労で眉間を揉むなどすると、糸が外れやすくなります。また、メイクを落とすときにも、まぶたをこすることが多いですよね。なるべくまぶたに負担をかけないよう心がけましょう。
第4は、二重ラインの幅を広くしている人です。まぶたは、目から離れるほど分厚くなります。ですから、二重のラインが目から離れるほど外れやすくなるんですね。ラインの持続効果が高いのは、ラインの位置が目から7ミリまでといわれています。
二重埋没法が取れてしまう原因
埋没法は、糸で二重ラインの部分を止める施術です。特殊な細い糸でしっかりと縫い止めるものの、まばたきをするたびに糸に負担がかかります。そのため、時間が経つにつれて糸が緩んできて、糸が外れてしまう可能性があるのです。これは、どんな名医であっても、避けられないリスクといえるでしょう。
糸が外れる主な原因としては、前章でもご説明したように、まぶたに厚みがある方や、1箇所だけ糸で止める施術法によるものといった理由が多いのですが、このほかも、次のような原因が考えられます。
まず、目元に負担をかける生活習慣です。目をこするクセがある、つけまつげやアイライン、マスカラなどでバッチリとアイメイクしている方は要注意です。まぶたに手で触れたり、メイク落としのときにこすったりするとまぶたに負担がかかり、糸が外れやすくなります。このほか、目を酷使する仕事をしている方も、糸が外れやすいといわれていす。
とはいっても、このような条件に当てはまる方でも、埋没法の効果が長期間にわたって継続するケースは少なくありません。必ず糸が外れるわけではないものの、永久的に効果が続くと期待しすぎるのは禁物です。
二重埋没法が取れる前の特徴
まぶたに埋め込んだ糸は、まぶたに衝撃を受けて突然外れてしまうこともありますが、一般的には徐々に糸が緩んできて、それに伴ってまぶたも下がってくるために、重みに耐えきれなくて切れるケースが多いです。糸が外れる前の兆候に早めに気づけば、いち早く対処ができます。次のような兆候がないか、ときどきチェックしましょう。
まばたきをするときに、まぶたが重いと感じたり、特に理由もないのに肩がこったりすることはありませんか?
また、二重のラインが隠れることがある、施術当時よりも二重の幅が狭くなった……。このような場合も、糸が緩んでいる可能性が考えられます。
施術を受けたクリニックなどに相談をして、糸をもとに戻すなどの施術を受けましょう。早めに対処することで糸が切れるトラブルを回避できますから、他の人に二重整形をしていることがバレるリスクを抑えることができます。
二重整形を長くキープするために気をつける事
せっかく二重になったのに、すぐに糸が切れてしまった……などのリスクを回避するために、次のようなことに気をつけましょう。
まず、まぶたをなるべくこすらないようにしてくださいね。アイメイクをしっかりとしている場合も、メイクオフなどでまぶたを何度もこすることになりますから、糸が外れやすくなります。
また、まぶたの腫れも糸が外れる大きな要因です。むくみには充分に気をつけましょう。
しかし、埋没法を長持ちさせるために最も大切なことは、自分の目元や顔立ち、ライフスタイルに合った施術法を選ぶことです。医療は日々進化していますから、糸が外れにくい施術法なども開発されています。
数カ所を縫い止める埋没法や、線状に糸で縫い止める方法、複雑な縫い方でしっかりと縫い止める方法など、さまざまな術式があり、クリニックによっても提供されている術式は異なります。まぶたの状態や希望する二重ラインなどに合わせた、最適な術式を選びましょう。
埋没法の糸が取れてしまった時の対処法
糸が取れてしまったら、まず確認したいのが、糸がまぶたから飛び出していないかどうかです。糸が飛び出した部分から炎症を起こして膿んでしまったり、腫れたりする危険があります。また、内側に糸が飛び出した場合は、糸が目を傷つける恐れがありますから、早急に治療を受けましょう。目がチクチクする、違和感があるなどの異常を感じたら、すぐに医師に相談してくださいね。
糸自体は安全な素材でできていますから、糸が飛び出していなければ、そのままにしておいても特に問題はありません。特に術後数年たつと、糸が細胞と癒着して取り出すのが困難なケースもあります。もし、まぶたに糸が残っているのが気になるようでしたら、術後1年以内に取り除いてもらうようにしましょう。とはいえ、数年たってから糸が外れるケースが多いですから、1年以内の抜糸は状況的に難しいかもしれませんね。
また、滅多に見られないケースですが、ごく稀にアレルギーを起こしたり、感染症を発症したりする人もいるといわれています。おかしいな?と感じたら、すぐにクリニックに相談しましょう。
再手術をして二重に戻す場合は、施術を受けたクリニックが再手術の保証を行っているかどうかも確認しましょう。クリニックによっては保証期間であれば、無料や特別割引価格で再手術が受けられることがあります。
まとめ
埋没法は糸が取れるリスクはありますが、工夫次第では長持ちさせることも可能です。目をこするなどまぶたに負担をかけないよう心がけ、顔のむくみにも注意しましょう。そして、あなたの魅力を最大限に引き出すために最適な施術方法を提案してくれる、信頼できるクリニックを選ぶようにしてくださいね。